テンプテーションズ

TENPTATIONSについて

代表挨拶

私が学生の頃、母校には当時のアジア諸国にある”いわゆる途上国”からの留学生の方が多数在籍されておりました。はじめて触れた異文化にいろいろな発見や驚きを感じたことを鮮明に覚えております。何が良くて何が悪いといった『善悪』ではなく、ただただ”違い”に驚いたのです。私はあくまでも人種差別主義者ではありません。むしろ若い頃からブラックミュージックを好んで聞き、欧米やカリブ諸国に憧れを持つような人権派でした。それでも”違い”を感じたのです。なかでも、最も”違い”を感じたのは外見でした。外見と言っても、肌の色や体型などといったフィジカルなものではなく、スタイルやファッションといった文化によるものでした。その文化の違いの中に、国の発展による違いを感じたのです。これが全てではありませんがファッションも先進国から少し遅れて途上国に伝わることがあります。今となれば女性のムダ毛処理は日本人であれば当たり前となり、処理していなければ不潔と思う方もおられると思います。しかしこれも高度経済成長を果たし、米ソ英独と肩を並べるほどの発展を遂げ生活様式が欧米化した1960年頃からと、60年ほどの歴史しかありません。平家物語の祇園精舎にあるように栄枯盛衰は世の常であり、”いわゆる先進国”であることが是でもなければ”いわゆる途上国”が非でもありません。しかし、各国が他国に遅れを取らないように切磋琢磨していることは事実です。そのなかで我々が生まれ住む国が経済だけでなくファッションにおいても停滞しているように感じられます。

ここ10年で日本人の美容に対する意識は大きく変化しています。女性は美容整形が広く浸透し、男性においても若い世代ではスキンケアは当たり前となりました。しかし、欧米において脱毛している人の割合はかなり高くなっており、隣国の美容大国である韓国においては男性の美容も最先端です。この流れに日本は遅れをとっているのではないか、外国の方が日本人を不潔に感じてしまう日が来るのではないかと不安に思います。

私は日本に生を受けたことに誇りを持っています。日本における美しい文化や美味しい料理、恵まれた気候、豊かな自然と何をとっても他国に負けることはないと感じます。私はその日本の中でも祭りが盛んな地域で生まれ、子どもの頃から大人の男性は粋で格好良いと感じ育ちました。この30年の日本経済は停滞しており、この先回復する目星はついていません。それでも、いつまでも日本男児は格好良く、大和撫子は美しく世界に誇れる民族でいてほしいと思います。そのお手伝いが少しでも多く私たちにできるよう日々精進してまいります。

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